医学研究科人間健康科学系専攻博士後期課程開設記念式典 挨拶 (2009年9月30日)

第25代総長 松本 紘

当日の様子

 本日ここに、京都大学大学院医学研究科人间健康科学系専攻博士后期课程开设记念式典を挙行するに当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。

 京都大学での医疗専门职养成の歴史は、明治32年に设置された京都帝国大学医科大学附属病院看护妇见习讲习科に始まります。いくつかの変迁の后、昭和50年に(本日ご列席いただいております)冈本道雄先生を初代学长として医疗技术短期大学部が开学し、约4千名の优れた医疗技术者を世に送り出し、最后の学生が卒业した平成19年3月をもって、32年の歴史に幕を降ろしました。

松本総長 この医療技術短期大学部を母体として、こころとからだの健康を追求する「健康科学」を学問として発展させ、豊かな保健?医療?福祉社会を実現するため、平成15年10月に医学部保健学科が設置されました。これまでに2期257名の卒业生が巣立ち、医療の現場で活躍し、あるいは大学院生として研究に励んでおります。

 平成19年4月には医学研究科人间健康科学系専攻修士课程が开设されました。当时保健学科は1期生が入学して3年という学年进行の途中でありましたが、保健?医疗?福祉の现场に根ざした研究の推进と高い临床実践能力を持った人材育成の重要性?紧急性を诉え、関係各位のご理解、ご助力を顶戴して学年进行より1年早い新専攻设置が実现し、本年3月には第1期大学院生34名に修士の学位が授与されました。また、平成20年4月には医学部保健学科は医学部人间健康科学科と改称いたしました。そして今年度博士后期课程がスタートし、医学研究科の中の1専攻としての体制を整えることができました。

 普段の生活の中で人々の健康を増进し、疾病を予防し、活き活きとした人生を支えることも重要な使命です。そのためにも、広い视野と高い専门性、包括的な管理能力を併せ持った医疗専门职が不可欠であり、また一専攻、一研究科の枠にとどまらず、他の学问分野や公的机関、公司の方々などと连携して研究を推进することも重要です。

 本日ご列席いただいております皆様の更なるご指导、ご支援を赐りますようお愿い申し上げまして、私の挨拶といたします。

 ありがとうございました。

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