ターゲット
公开日
郑瑞暁 工学研究科 特定研究員(現?北京航空航天大学准教授)、辻伸泰 同教授(兼?構造材料元素戦略研究拠点(ESISM)主任研究者)らの研究グループは、物質?材料研究機構と共同で、材料組織をナノスケールで制御することによって、高強度と高延性を併せ持つ軽量マグネシウム合金を作製することに成功しました。
マグネシウム(惭驳)は极めて軽量な元素であり、高い比强度(强度を密度で割った値)を持つため、自动车をはじめとする输送机器などの軽量化をもたらす軽量高强度材料として非常に期待されています。一方、惭驳は异方的な六方晶结晶构造を有するため、一般に延性?加工性に乏しく、それが大きな障害となっていました。
本研究では、惭驳合金を构成する结晶粒の大きさを1μ尘(マイクロメートル=100万分の1メートル)以下のナノスケールに超微细化することにより、高い强度と大きな引张延性を両立できることを见出し、そのメカニズムを明らかにしました。本研究成果は、惭驳合金の可能性を大きく拡大することにつながることが期待されます。
本研究成果は、2019年8月12日に、国際学術誌「Scientific Reports」のオンライン版に掲載されました。

図:本研究の概要図
详しい研究内容について
书誌情报
- 日刊工業新聞(8月21日 27面)に掲載されました。