人とゴリラが接近する「危険」な映像が視聴者の興味を引くことを解明 -YouTube動画の内容と視聴者の反応の分析-

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大塚亮真 アジア?アフリカ地域研究研究科? 日本学术振兴会特别研究员、山越言 アジア?アフリカ地域研究研究科 教授は、マウンテンゴリラ(以下、ゴリラ)のエコツーリズムに関连する驰辞耻罢耻产别动画の内容を分析して、人とゴリラの近接映像は视聴者の兴味?関心を惹きやすいことを示しました。

いま、人と野生动物との距离がどうあるべきかが问われています。マウンテンゴリラのエコツーリズムは、ゴリラの保全活动に大きく贡献してきました。その一方で、エコツーリズムによって人とゴリラが近づくことで、人獣共通感染症のリスクが増大することが悬念されています。

本研究では、ゴリラのエコツーリズムに関连する驰辞耻罢耻产别动画を用いて、人とゴリラの近接と视聴者の反応との関係を调べました。その结果、人とゴリラの近接を含む映像が、より多くの视聴回数と「いいね数」を得ていることが明らかになりました。本研究は、エコツーリズムを通じた人とゴリラとの距离のあり方とゴリラ保全に、インターネットメディア上の映像が负の影响を及ぼす可能性について指摘した点で重要な成果です。

本研究成果は、2020年5月21日に、国際学術誌「PLOS ONE」のオンライン版に掲載されました。

図:本研究のイメージ図 (イラスト:山本修路)

详しい研究内容について

书誌情报

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Ryoma Otsuka, Gen Yamakoshi (2020). Analyzing the popularity of YouTube videos that violate mountain gorilla tourism regulations. PLOS ONE, 15(5):e0232085.

  • 朝日新聞(7月15日夕刊 5面)および京都新聞(5月31日 27面)に掲載されました。